2015年10月アーカイブ

どちらを選びましょうか

 時々、「ボクサーとビキニ、どっちが履きやすいのけ?」のごとき内容の検索で、当サイトにたどり着いている人がいるようで。
 これ、ぶっちゃけ個人の好みなんじゃないかなぁ。ホントにそう思う。以前も書いた通りで、自分で履いてみろ...みたいな。自分がどっちか好きか、どっちが履きやすいか、履いて比べてみるしかなかろうて...と。身も蓋もないけど。
 自分の好みを人に判断してもらおうなんて、どだい無理な話なのだ。たぶん。

 いや、わかるよ。聞きたい、調べたい気持ちはわかるよ。理由も事情も人それぞれにあるにせよ、知りたい気持ちだけはわかるよ。
 僕は、ボクサーとビキニで悩んだことはないけどね。
 なんだかんだ言いつつも、どれかを選ばなきゃならないことはあるわけでして。特に未知のものが含まれてたりなんかすると、僕だって迷うし、調べたくもなるから。新開拓のブランドだとかね。即断即決というわけにはいかないのだ。
 ボクサーとビキニで迷ったり疑問に思ったりする人も、悩み方としては同じようなもんだろうと思うわけです。具体的な点や、その対象が違うだけで。だから、調べたい気持ちはわかるんだよね。

 しかしそれでも、あえて言おう。
 一般的な区別や使い分けの基準はあくまで一般的なものでしかないし、他人の評価はいくらかの参考にしかならないのだ。自分は自分一人だけなのだから。自分で履いて、自分で納得するしかないのだ。
 つくづく、身も蓋もないけど。

 確かに一般的には、機能的な違いなどから、どういう時にどんなアンダーウェアが適しているのかという、使い分けを含めた区別はある。僕はそのあたりのこと、よく知らないけどね。基本的にボクサーしか履かないし、さほど重視もしてない。つーかそれ以前に、そういった区別に心を砕く必要に迫られるシーンがないんだよなぁ。
 しかしですよ、それは一般的な区別でしかないのだ。目的に合わせて使い分ける場合があるとしても、「どっちが履きやすいか?」なんてのは、そんな使い分けとはちょっと違う話だと思う。「どっちが適しているか?」ではないわけでして。
 そもそも日常生活で常用として履くのに、目的だとか機能的な差だとか、ほとんど関係ないし。好みとしての履きやすさの比較は、個人の好き嫌いによるところが大きいことは否めないだろう。
 個人の好みともなると、他人にはわからない。下着の好みなんて、自分で履かなきゃわからない。見た目はともかく、履き心地はね。機能性込みで考えたとしても、説明の通りに納得できるとは限らない。
 あらゆるメーカーとその各モデルについて、多角的に網羅して冷静に比較するサイトでもあれば話が違ってくるかもしれないけど、そんなサイトは、ない。

 と、もはや本題なのかなんなのかよくわからないことをあれこれ書いてしまったが、少しだけボクサーとビキニについて考えてみよう。二者の比較ではないけど、表面に触れる程度の感覚的なことについて、僕の思うことを、さらに好き勝手につらつらと。
 比較検討するつもりはないので、性質のポイントを挙げて比べたりなんてしませんよ。

 ボクサーとビキニの違いって、なんだろう。

 なんだろうって、見た目ですよ。簡単に言えば、話はこれで終わりである。
 でもこの見た目、結構重要だったりする。僕は遊び心でビキニも何枚か持ってるけど、カッコよく見えるものとか、エロく感じるものとか、いろいろあるわけです。言うなれば、フェチ的な。それを自分でも履こうと思ったら、ちびっこい僕の前には、やはりサイズの問題が立ちはだかるわけですが。
 特にあれですよ、ジョグストラップ的なTバックとか。あれって小さいのがなかったり、フリーサイズしかなかったりすることが多いんだよねぇ。そんなもん履けるきゃ。
 それはともかく、この見た目の違いは、履き心地の違いでもある。なんでそうなるかと言えば、生地の面積と形が違うからだろう。生地の有無だけで、すごく感じが違ってくるからねぇ。不思議なくらいに。
 もちろん、見た目でわからない部分もある。デザインやブランドごとのことではなくて、密着度合だとか、もっと一般的な履き心地とかね。生地や編み方もそれぞれ違うわけで、これも履き心地や肌触り、好みなどに直結する。だけどこれらは、ボクサーにもビキニにもそれぞれで差があるものなので、とりあえず横に置いておこう。

 まず、ビキニ。
 身体に沿うデザインと機能性(機動性?)でしょうね。モデルによるけど、基本的に脚の可動部あたりに生地の切れ目があるので、動きやすさは言うに及ばず。
 生地が少ないから、肌の露出度は高くなる。機能性はともかく、日常生活での欠点としては、その上に履くパンツが傷みやすくなることかな。肌と生地が直接当たるからねぇ。スーツなんかだと、気にしてもいいことかも。
 ちなみに、ボクサーやトランクスを履き慣れているとスースーするはずだけど、これは慣れでしょ。逆に慣れると、ボクサーの腿あたりの締め付けが嫌になるってこともあるかもしれないなー。
 あとボクサーと比べると、小さめのモデルがけっこう多い。小さめのモデルは、そのままやっぱり小さいから、そのぶんこう...切れ込む感じ? 食い込むのとは違うけど、身体にピッタリくる感じはあると思うなぁ。

 では、ボクサーはどうだろう。
 ちょっと乱暴に言えば、トランクスと同じような形の、身体にフィットするパンツ...といったところだろう(ローライズとかいろいろあるけど、それはともかく)。フィットといっても、フィット加減はいろいろある。加減は様々だけど、基本的にトランクスよりは身体に沿う形をしているし、フィットするものをボクサーと呼ぶことが多い。フィットしないもの(ボクサートランクス)と区別して、フィットするものを「ボクサービキニ」などと言い換えることもありますね(ただしこの言葉、小さいものを指すこともあるようで)。
 話が逸れるが、日本でのアンダーウェアの種類の呼称は、欧米などのそれとは違う。説明とかいろいろ面倒だし、もちろんここでは日本的な呼称に従ってます。ただねー、海外ブランド品は現地での呼称をそのまま使ってる場合もあって、お店では違う種類のものが同じ名前で売られてる...なんてこともある。ああ面倒くさい。

 話を戻そう。
 日本では一般的にフィットするものを「ボクサー」と称することが多いけれど、同じフィットとはいうものの、ビキニのそれには及ばない。たぶん。
 これは語弊があるかもしれないが、このフィット感の違いを生むもののひとつが「余計な生地の有無」であるかもしれない。
 ビキニだって、わざわざゆるゆるの、サイズあってんのか疑問が湧くようなものを履いてる人もいるわけでして。ゆるゆるだったら、フィットしない。だけど、より小さい範囲でまとまるのか、広い範囲をカバーするのか比較できるわけでして、「身体にピッタリくる感じ」の違いは当然あるだろう。
 履き心地の好き嫌いに意外と大きく影響しそうなのが、それと関連するビキニにない脚の部分の生地だ。この長さが、モデルによっていろいろありますが。長い方が冬は暖かいだろうけど、夏だと蒸すかもしれない。長いと保護力は高いけど、邪魔に感じて短いものを好むかもしれない。
 さらに、ここの生地があるかないかだけで、ムスコさんあたりとか、ビキニと同じエリアの生地の感じが変わるはずだ。その周辺の生地から受ける力の有無や、その加減が違ってくるからだ。それにあわせて設計もされるだろう。あるいはこれが、「身体にピッタリくる感じ」の違いを産むポイントのひとつなのかも。
 太股から腰にかけての部分の生地の有無。見た目も随分違うわけだけど、履き心地の好き嫌いへの影響の大きさは、意外に大きいんじゃないかなぁ。

 カップの有無の違いは? と思う人もいるかもしれないが、カップの有無はビキニとボクサーの違いとは別の問題である。たぶん。ビキニ、ボクサー共に、カップのあるモデルとないモデルがあるので。
 ビキニには、カップがないものが多いわけではありますが。

 意外と難しいのは、両者の境界線かもしれないな。
 いつの頃からか、曖昧な形態のアンダーウェアが増えているのだ。スーパーローライズ系の丈の短いボクサーと、切れ込みの少ないカップ付きのビキニとか。ビキニかと思ったら、ボクサーと表示してあったりする。もちろんその逆もある。TOOT のナノボクサーを超える、生地の面が少ない、ボクサーにしてはやたらと小さくて、しかしビキニでもないような。
 このあたりは、メーカーの判断なのかもしれないが。メーカーさんなりのこだわりみたいな細かい違いがあるんだろうけど、よくわからない。
 オシリの具合などを基準にしているかもしれないけど、広く見れば、ビキニとボクサーの違いとしては弱い気がする。ヒップの大きなビキニもあるし、ヒップの小さいボクサーもある。
 あるいは、サイドの幅を基準にしている場合もあるのかな。何cm以上はボクサーで、それ以下はビキニとか。でもこれもメーカーの基準であって、一般的な判断材料にはならない。僕らには、むしろ混乱があるだけだ。
 なんともはや。

 違いをいくつか挙げてみたが、結局履き心地は、一般的な視点でしか書くことができない。もしくは逆に、よりつっこんだ超個人的視点か。先に書いたように、メーカーやモデルを絞り込まずに、多面的に網羅でもしない限りは。
 個人的な視点、つまり僕の好みはあるけれど、それは他の人にとってはまったく逆の要素となり得る。僕にとっての履き心地の良さが、ある人には嫌いなところであっても不思議ではない。
 ということはつまり、ボクサーとビキニのどっちが履きやすいかを調べても、徒労に終わる可能性は高いのではないだろうか。ネットで検索してみたものの、結局なんだかよくわからない...なんてことになりそうだ。
 やっぱり、自分で買って、自分で履いて、自分でしっかり納得するのが一番ですね。うん。(結局ここに戻ったり...)。

 だから僕は、言いたい。自分の好きなものを履こうよ...と。
 好きなものを、気持ちよく、気分よく履くのが一番じゃないかな。履き心地でも、見た目でも、理由は何でもいい。履き方だって人ぞれぞれあって一様ではないけれど、それも好きなようにすればいいと思うんだよね。例えばムスコさんにどっちを向いていただくかとか、メーカーの想定がどうだろうと、自分の好みに合わせればいいじゃないか。
 いや、ホントに。

 ちなみに、僕の思うことを気ままに書いただけなんだけど、一般的に見ても、視点によっては利点が欠点に、欠点が利点になり得ますよ。だから参考になる比較検討は、多面的で網羅的じゃなきゃ意味がないのです。たぶん。
 あと、ムスコさん(というよりタネ)にとってはどうするのがいいとかそんな話もあるけど、普通に生活してる限りは、それほど気にしなくてもいいんじゃないかなぁ。特殊な環境にあるとか、なんぞ運動をする時に股間を圧迫するとか、他人と比べて突出した何かがあるなら、話は別ですが。
 気を付けるにしても、神経質になりすぎる必要はないと思われます。