2015年9月アーカイブ

素早い折りとはこれいかに

 妹背山の簡単で早く折れる折り方──。

 これは、過去にあった検索キーワードのひとつである。

 そんなもん、ありませんっ。
 そんなものがあったら、僕だって知りたい。

 僕は面倒だと思っていないけれど、気持ちはわからなくもない。思えば、子供の頃はそんなことを考えた記憶があるにはある。確かそんなことを考えたことがあるよなぁ...という程度のおぼろげな記憶だけど。

 一羽でも面倒なのに、二羽なんて...。
 羽がくっついてて折りにくいよう...。

 あるいは別の理由があるのかもしれないけど、早い折り方を探す人は、たぶんそんなところなんじゃないかと想像する。

 2枚重ねて途中まで折って、一旦広げる人も、いるにはいる。先に二羽の折り目を一度に付けちゃおう! という作戦ですね。これなら折り筋をあらかじめ付けることができるから、その先に進むと折りやすさはある。
 しかし、いいことばかりじゃあない。これだと、その折り筋が邪魔をしてしまうかもしれない。折り筋が完璧(?)であれば問題ないけど、2枚重ねて折るとなると、ズレやすくなる。となると、綺麗に折れないかもしれない。仕上がりの美しさを求めるなら、必ずしも有効な手段ではなさそうだ。

 慣れれば、ある程度は早く折れるようになると思う。更に綺麗に折る技もある(僕がやってる小細工とは別の技)。
 でもきっと、早く折りたいわけじゃないんだよね。いや、早くは折りたいのかもしれないけど、それはスピード勝負としての「速さ」ではないのだろう...と。やっぱり面倒くさいんだろうと思うわけです。面倒くさいから、手早く楽に折れないものかな...と。
 折り鶴といわず、折り紙自体を折る機会も興味もない人ほど、そうかもしれない。まぁ日常的にそんな環境にある人の方が、少ないと思うけど。

 妹背山を素早く折る...なんて芸当はできないけど、折り鶴を、多少の手間を省いて、しかも綺麗に折る方法はある。それは、他の記事でも触れている通り、先に3本の折り筋を付けるやり方だ。人によってはこれも面倒に感じるかも知れないけど、僕はこの方法が気に入っている。
 詳細は、「折り紙」タグからご覧ください。

 つか、たった2羽で、簡単に早く! なんて言わないでぇ...。面倒な人には面倒なのかもしれないんだけど、そんなムチャクチャ言わないでぇ...。
 面倒なんだろうなぁと想像しつつも、こう思わないでもない。
 でも、2羽ですから。たったの2羽ですから。1羽の倍だけど。
 それでも、多いものだと100羽近い鶴を折らなきゃならないわけでして。それも、紙が切れないように、頭の位置を間違えないように、注意を払いながら。
 さらに、面倒だといっても、妹背山ならたかが知れている。折り鶴や連鶴からは離れるけど、複雑で難解な作品、いわゆる不折正方形一枚折りともなると、カブトムシとかステゴザウルスとか、ひとつのものを折るのに数時間とか当たり前のようにかかったりするから。そのぶん、完成した時の気分はなかなか爽快ですが。
 2羽なんてカワイイもんですね。たぶんね。たぶん。