2014年4月アーカイブ

落ちるも想うも自由なもの

 好きって、どういうことだろう。好きが恋に変わるのは、どんな時だろう。恋に落ちるとは、なんだろう。
 そんなものは、千差万別で、千通りの意味があってもいいと思っている。好きになる理由を、ある程度は共通の言葉で表すことができるだろう。でもその中身は人によりけりで、少しずつ違うかもしれない。
 個人個人の感覚はそれぞれ違って当然だし、ならば物事に対する答えも違っていい。

 僕にとって本気で恋と呼べるものがあったのは、そんなに昔のことじゃない。かといって、新しい話でもないが。

 あの人いいなー...とか、カッコいいなぁ...とか、憧れるな...とか、オナヌーのネタにしたとか、そんな友人・知人、あるいは名前も知らない誰かさんを数えようものなら、枚挙に暇がない。高校のあの人とかこの人とか、大学の誰ソレとか、今でもネタにできるわけでして。
 その中に、淡い、恋にも似たものがまったくないわけではない。ないわけではないが、恋そのものとは重なりにズレがある。
 若いなりに、それだけ頭の中もかわいいもの。かわいいけれど、若いからこそ勢いで一緒になることだってあり得るわけで、それはそれで非現実的とも言い切れない。
 当時はそれなりの「気持ち」があったわけだけど、恋ではないなと思うのです。
 まあね、誰それとアレしてナニしてなんてできたら、それはそれで嬉しかっただろうし、気分もよかったはずだけどね。

 そういえばゲイの人は、セークスに対する考え方がノンケよりも軽めで、「おつきあい」のひとつと捉えている人が多い...なんて言われることもある。実際のところ、どうなんだか知らないけど。
 確かに、初めて会った人と流れでホテルになだれ込み、そのままヤッちゃった...などといった話は、よく聞く。即ヤッちゃう人の割合は、やっぱりノンケよりも高いのかもしれない。
 もちろん、そうじゃない人もたくさんいる。
 もしかしたら、ゲイじゃなかったら、単に「あの人は手が早い」で済まされるのかもしれない。大学にも、そんな人がいたよなー。やたら手の早い先輩(♂)。校内の小部屋で、幾人もの女性を食い物にしていた。
 セークスの内容が、彼氏と遊びで違う...なんて人もいるけど、これもゲイに限ったことではないだろう。

 それはともかく。
 僕に本気で好きだと思わせた相手は、昔の職場にいた。僕は社員で、彼は大学生のアルバイトくんであった。もう何年前だっけ。
 初めて会った時に、この子イケるなぁ...と思ったのは確かだが、いつの間にかそんな軽い感情を超えて惹かれるようになっていた。また会いたいな。顔が見たいなー。特に、笑顔が見たい。明日も会いたいなぁ──。そんなふうに思ってね。

 僕は彼の笑顔が本当に好きで、何度その笑顔に一人ひそかに癒されたことか。そういう意味では、感謝すらしている。素直でいいコだしなぁ。
 ほんで、世話を焼きたくなったりするんだよねー。あんまりやると変に思われかねないから、ほどほどに抑えてたけど。
 性格はかなり違うと思うのだが、感覚が似ているところもあって、好きなものが被ってる部分もたくさんあった。違うんだけど、シンクロできる...とでもいうような。波長がほどほどに合うような感じ?
 これだけでも、オカズになりそうである。

 ま、いろんな釣り合いが取れないかもしれないんだけどね。仮に彼と僕がお付き合いをするとしても。
 かたや、156のちびっこ。一方彼は、174。僕から見れば、長身だ。身長だけでいえば、ちびっこがウケるのは王道である。しかし彼とヤルなら、僕はタチがしたいわけでして。彼は身長が高くない女のコがお好みのようなのだが、それはそれ。僕としては、ここは譲れないのです。
 さらには、年齢の差もある。どっちの要素も、ギャップ萌えの人にはいいのかもしれないな。

 自分では長身だと思っていない(一般的にも、今やその通りだろうが)そんな彼は、174あるのに、体重は50ちょいとかで、つまりはやせ形。数値だけ見れば、かなりのやせ形である。
 代謝が高くて太れない体質らしく、本人は自分の細身の体を嫌がってもいたんだけど、ガリガリで薄っぺらい感じじゃなかった。スポーツをやっていたおかげでもあると思うのだが、僕から見ればスラリと健康的なやせ形で、むしろ好みであった。
 そんなの、余計にネタにだってなんだってなりますがな。萌えます。着替えの時とか、体をペタペタしたいです。

 普段は、顔を合わせたり、なんでもない話をしてるだけで、個人的にほわほわしていた。もうね、ホントにね、一人で「いいなー」「癒されるー」なんてね。こんなことを素直に書いていて、自分でコイツはアホかと思ってしまう。アホには違いないが。
 これだけならまるで純情な若者のようでもあるが、それで終わるはずもない。彼氏だったらなー。セークスできたらなー。あんなことにならないかなー。ヤルならあーとかこーとかして気持ちよくさせて...とかなんとかかんとか。
 細かいことはともかく、ツッコんだアレとかコレとかが頭の中で渦巻くことも少なからず。単にネタとかいうものじゃないわけですよ、もはや。そりゃ、好きだしアレだし...ね。

 恋に落ちるのも片思いするのも、はたまた妄想するのも、自由ですから。

 もちろん彼は、僕の本心を知らない。
 今でも時々、連絡を取りあっている。だけどそんな話をする機会はないだろうし、言う気もない。

(それほどでもないと思うのだが、スタッフの中には、僕と彼が仲良しさんだと認識していた人もいる。僕にはよくわからないが、外からは、そのくらいには仲良く見えたということだろう。だからこの流れは、ある意味自然なのかもしれないなー)