2013年8月アーカイブ

さて、その本性は

 Movable Type である。

 バージョンが5になってから、大規模サイトも構築しやすくなっているようで。
 詳しいことは他で調べてもらえばいいわけだが、Webサイトの下に、Webページとブログを複数設置できる。つまり、トップを Webページにして、サイトとしての案内などを置き、例えばそこから各分野ごとのブログへいざない、その最新記事をトップページに表示...などといったことができるわけだ。

 ならば...と、僕はこう思っていた。自分でインストールして触ってみるまでは。
 サイトのトップを、Movable Type でいうところの Webサイトにする。サイト案内やプロフは Webページにする。カテゴリごとにブログを設置。各ブログ内に、カテゴリとしてキーワードを設定。デザインは上層の Webサイトで設定すれば、統一も簡単。などなど。
 しかし、想像や事前の情報と違うよ! なんてことがあるわけだ。やっぱりあるわけだ。
 正確には事前の情報不足なんだけど、初心者にそれほど優しくはないのである。こういうツールの類いは。この点は、Wordpress の方が親切かもね。

 サーバに Movable Type をインストールしたら、まず Webサイトを作る。これは必ずやらなきゃいけない。その後、僕はブログを設置する前に、設定をしたりいろいろ遊びがてら触ってみたりした。わからないことを、その都度調べながら。
 そこでわかったことのひとつは、ブログの複数設置はいとも簡単にできてしまうけど、トップへのメニューの表示問題が立ちはだかるということであった。
 可能なら、各ブログの記事を混在させてトップに表示させたかった。各ブログのカテゴリも共通化して、これもトップに表示。できるかできないかといったら、できる。できるけど、カスタマイズが面倒なことこの上ない。
 昔の自分ならしたかもしれないが、今の僕はしないのだ。

 で、いろいろ作業が増えるし、カテゴリごとにブログを作ると、かえって管理が煩わしくなるんじゃないかと思った。それならもう、いっそのことブログひとつで完結させようじゃないか。Webサイトも飛び越えて。
 他の記事で「ブログにまとめることにした」とかなんとか何度か書いているが、それはこういうわけなのだ。

 しかしブログの設置作業中に、ハタと立ち止まってしまった。

 ブログの URL だと?

 Movable Type のブログの URL には、下層の階層らしく URL を設定せねばならなかった。しかも調べると、コイツは最初にうまく設定しておかないと、ブログの URL をトップページとして変更できない。なんとね。
 そんな話、聞いてない。
 まぁ、たまたま偶然な感じで、それがわかっちゃったからよかったんだけどね。わからずにやってたら、後で悲鳴が上がるところである。

 蓋を開けてみれば、思った以上に大変であった。だけどおそらく、後が楽。

Webのツールとはやっかいなもの

 Webサイトの構築に使うツールの話。

 Webサイトを作ろうと思ったら、いくつか方法がある。

 ・自力で HTML を記述、サーバにアップロード
 ・各社提供のブログサービス
 ・Movable Type
 ・Wordpress
 ・XOOPS
 ・Wiki

 他にもあるが、これくらいにしておこう。今は関係ないから。

 まず、一般的な話を。
 安上がりなのは、自力で HTML を記述することかもしれない。サーバは自前で用意してもいいし、容量と相談しながら有料・無料のレンタルを検討してもいい。ただし、手間ですな。
 直接記述しなくても、HTMLエディタなどなら簡単に使えるし、作業は少し楽になる。これも有料・無料のアプリがそれぞれあるけど、例えば Mac でいうと、WebLiFE* などが使いやすくてよく知られてるんじゃないかなぁ。

 もっと楽をしようと思えば、ブログがいい。基本は同じだが、各社のサービスの内容がまちまちで、無料の範囲も違う。そのあたりを比較する必要はある。
 ブログの最大の特徴は、記事が時系列順に並ぶことだ。新しい記事が、常にトップに表示される。だから、日記サイトには最適だ。

 さて、ここらで転換いたしまして。Aqua⇔Breeze での変遷を辿りつつ、話を進めよう。

 先に、現在の Aqua⇔Breeze はどうしているのか? Movable Type を使っている。
 かつて Ver.1.x をスタートした時のサイトの見た目は、今よりも普通のサイトっぽかった。しかし内容からすれば、ブログでいいんじゃね? という程度のものであった。仮にそう思われても、至極もっともではあったのだ。ブログなら開設は楽だし、更新も手間がかからない。なのにどうして?
 当時ブログを使わなかったのは、自分の使い方にあわないと思ったから。そういうことだね、うん。

 ブログは、おおよそ以下のような点が不都合だった。

 ・トラックバックは当たり前、みたいな空気がある。
 ・コメント機能を切るのは失礼だ、なんて雰囲気。
 ・まとまった情報を扱うのは不得意。

 今と昔とでは、少し空気感が異なるようだが。
 繰り返しになるが、ブログは記事を時系列に扱う。だから日記とか、ニュースなど新しい記事の掲示に向いている。もともと欧米なんかじゃ、プログラマが新しいアイデアを提示したり意見交換をするのに使って広まったツールだ。
 そういう性格の道具なのだ。

 のんびり運営したい。静的コンテンツや、まとまった情報も扱いたい。そう思っていた僕には、ブログは向かなかったのである。

 話が逸れるが。
 この点、mixi も似たり寄ったりだ。誰でも登録できるとはいえ、オープンではないしね。加えて、義務的な慌ただしさの中に放り出されるのはゴメンなのだ。今ならば、Facebook もまた然り。もちろん、当時はなかった。
 ブログも mixi も Facebook も、反応スピード重視の人向けだね。そこはいろいろ考えられていて、テンポよく交流するにはいいツールだと思う。
 もっとも、mixi はとうの昔に「招待制」にあるべき性格や利便性(関係性)を失ってしまって、個人的には存在意義そのものに疑問を持ってしまうが。今、いろいろと次の手を打ってるようですね。その点、まだ期待は持てる。
 ちなみに mixi や Facebook はやってない。やってもいいけど、やってない。
 SNS は普通のサイトと毛色が違うので、ここではこのくらいにしておこう。

 で、スピードを重視せずに、静的コンテンツを入れる、という希望だけなら、ブログの機能を駆使すればできなくはない。
 また、サイト全体をブログにせずに、一部にブログを導入する方法もある。これは、普通の Webサイトから、外部のブログにリンクさせるということではない。サイト内に、ブログを置くのだ。
 実際 Ver.1.x の Diary には、当初ブログを使うことを検討していた。コメントやトラックバックの機能を切って、サイト内に置くのだ。サイト内にあれば、ブログの「しきたり」に従う必要もない。
 デザインを他と統一すれば、あたかもブログではないもののように見せかけることは可能だ。Movable Type や Wordpress のようなツールであれば、実現可能ではあった。
 しかしデザインを統一するカスタマイズが面倒なので、この案は却下した。

 普通に HTML だけで作ると、更新が面倒だ。Flash で作るのも、重くなりやすいからイヤ。面倒なことはキライ。やっぱり手抜きがしたい。
 そういうわけで、このサイトは XOOPS でスタートした。何かいい方法はないかなー...と思っていたら、ちょうどいいツールが都合よく目の前に姿を現したのだ。
 Movable Type とは少し違うが、XOOPS はコンテンツ管理システム(CMS)である(当時の Movable Type は、まだブログ構築システムの色が強かった)。他にも Geeklog とか、似たツールはいくつかある。CMS は、データベースを使って、コンテンツの管理や使い回しがしやすいようになっていることが多い。

 XOOPS は、内部に Wordpress を設置することもできたのだが、これもなんだか面倒でやらなかった。
 日記に使ったのは、モジュールだ。ブログとは違うが、ブログぽく使える日記用のプログラムを導入していた。更新はラクチンだったなー。更新の手間も、ブログと変わらなかった。

 そして現在。
 Aqua⇔Breeze 2.0 では、XOOPS を使うのをやめた。なぜかというと、カスタマイズをしすぎたのも原因のひとつなのだが、プログラムのバージョンアップが面倒になっちゃったのだ。
 いや、標準機能で使っているぶんには、バージョンアップも苦ではない。それ自体は上書きで簡単に済んでしまう。でも CSS とか各種ファイル本体に手を入れていると、バージョンアップしたそのファイルを再度カスタマイズして、また上書きせにゃならぬ。この修正が面倒だった。
 あれは失敗だったな。

 そうしてこうして、XOOPS と選手交代で起用したのが、Movable Type である。

 ただ、それもすんなりと決まったわけじゃない。そう決める前の最有力候補は、Wiki だったのだ。
 普通のサイトを作る際に面倒なことのひとつに、リンクの管理がある。外部リンクではない。サイト内のリンクを更新するのは、けっこう面倒な作業なのだ。HTMLエディタを使うと、このあたりの作業を軽減してくれるわけですね。
 一方、Wiki ならリンクの管理も楽である。簡単に言うと、このキーワードをリンクにするよ...という書き方をしてやれば、その都度ページを気にしなくてもリンクが出来上がっちゃうのだ。
 これなら、データベースを使わなくていい。階層構造にしなくても、そうなっているように見せかけるのもわけはない。
 しかし! Wiki には独特の書法があって、それを覚えれば便利な反面、使いこなすには「覚えなきゃいけない」のが実情だ。これはなかなか面倒だ。どこまで面倒くさがってるんだか。

 で、Movable Type や Wordpress も昔と随分変わってるし、そっちでいいかな...と。
 一応、時系列に並べたくない記事も表示できるし、今まで分けていたコンテンツもいっそのことブログに入れ込んで、タグとキーワードを使い分ければなんとかなる。当然ながら昔とは違った使い方になるが 、それも悪くない。

 もちろん、XOOPS の最新バージョンとゴッソリ入れ替えることも考えはした。でも、たぶん同じドツボにハマると思う。それに、一部データベースにおかしなところがあった。それならデータベースも消して、サラの状態から始めようかな。と、そう考えたわけだ。
 すべてを一旦リセットするなら、どちらでも同じようなものかも?
 しかし実は、そうでもない。 XOOPS の場合、別途インストールするモジュールの問題もあった。バージョンが大幅に変わるとなると、またモジュール探しからしなきゃいけない。さらに、それを再びカスタマイズもしなきゃいけない。なかなか手間である。
 あと、どうせなら違うツールを使ってみたかった。

 Movable Type と Wordpress を比較すると、導入の敷居が低いのは Wordpress だ。でもね、あとが面倒なんだよねー。HTML と CSS は少しはわかるからいいけど、PHP なんか知らんし、今更覚えられるきゃ。これってまるで、ドイツ語と英語の関係ですな。
 HTML のカスタマイズは必要最小限に抑えて、可能な限り CSS で対処したい。これもポイント。
 実際どっちが楽なのかはよくわからないんだけど、僕には Movable Type の方がいいと判断した。ウィジェットという仕組みがあって、そこの HTML をオンラインで直接編集すればいい(僕はオフラインにファイルを残してるけど)。残りは CSS をいじるとして、そのファイルも実質2つしかない。

 そういうわけで、Movable Type なのです。ただし、体裁と更新はブログの利点を活かしつつ、運営の仕方は Webサイト的に。だから、コメント機能は使ってない。
 もちろん実際に使ってみるまでわからなかったこともあるけど、なんとか折り合いはついた...ような気がする(この話は、また後日)。
 めでたし、めでたし。

おいしい梨

 梨の季節だ。シャリシャリ。
 リンゴも好きだけど、ナシも好き。リンゴよりあっさりに感じるのは、水分が多くてシャリシャリしてるからだろうか。
 それも影響しているのかどうかは定かでないが、リンゴに比べてナシは当たり外れの差が大きいような気さえする。おいしいのと、そうでないのと。

 おいしい梨といえば、何を思い浮かべるだろう。
 幸水か二十世紀を挙げる人が多そうだ。あるいは豊水か。

 でも、もっとおいしい梨がある。なーんだ。新水である。自社比的に...だけど。
 幸水の間違いじゃないの? なんて言われそうな名前である。でも、新水で間違いない。たぶん知らない人も多いんじゃないかと思う。いや、案外知られてるのか? どうなんだろ。
 よくわからんけど、どんなワケでもそんなわけで、おいしいったらおいしいのだ。

 新水は生産量も少なくて、しかも収穫時期が短い。
 収穫は、おおよそ8月の下旬だ。豊水や幸水、二十世紀の旬が1か月とかそれ以上あるのと比べると、ほんの一時期にしか収穫できない。だから、市場に出回る数も少ない。一般市場に出荷しない生産地も珍しくないのだ。たぶん。
 これじゃ、ほとんど目にしないのも当然だよね。

 広島でも、梨狩りといえば主役はやっぱり幸水だ。

 梨の味って、苦味がある方が好きって人もいる。淡泊な味がいいとか、ほんのり甘いのがいいとか、そんな人も。こうなると、新水はお呼びじゃないかもしれないなー。
 なんでか?
 幸水もおいしい。でも新水の方が、甘さが強いのだ。だから、甘味の強い梨なんてイヤだという人には、好かれなくても不思議じゃないよね。

サイトとカワセミとマサキ

 なぜ Aqua⇔Breeze などというサイト名にしたのか。問いを挙げておいてなんだが、明確な答えはない。
 サイト名がコンセプトや方針を表しているかといえば、まったく関係がない。そう、関係ないのだ。ないったら、ないのだ。
 ハイ、終了──。
 あ、いや、怒らないでー。そいうことにはしませんよ。一応なんとなくこんな感じで...という理由はあるので、そこらへんを書いてみるとしよう。

 出発点は、サイトの色だな。
 色については、想定した野鳥がいる。最初から想定していたわけではないが、途中からそうなった。
 もともと派手な色にする気はなかった。迷いはしたが、青系か緑系でナチュラルな、あるいは淡い風合いということだけは、わりと早い段階で決めていた。
 いくつか試作したのち、選んだのは青。そこに他の色をプラスする際に、結構悩んだ。あーでもない、こーでもない、といじくりまわしたものである。
 最終的に意識したのが、カワセミである。

 カワセミは、水辺に棲む小型の鳥だ。スズメより少し大きいくらい。水辺の宝石、などと呼ばれたりする。
 野鳥好きにとっては、初見を叶えていない見たい鳥のトップクラスに常駐している。人気の高さが伺える。ベテランさんなら、未だ見ぬ鳥ということはあまりないと思うが。
 野鳥に関心がない人にも、わりと知られている鳥である。

 百聞は一見に如かず。

 Alcedo_atthis_3_(Bohus_Cicel).jpg > Wikipedia より。

 キラキラな鳥ですね。水辺の宝石(ちなみに、左が♂、右が♀)。

 クチバシが大きいのは、食性の影響だ。
 あるいは木の枝から、あるいはホバリングしながら川の小魚を狙い、水に飛び込んで獲物を捕る。日々ダイビングに精を出す鳥なのだ。
 そういうわけで、水の綺麗な場所を選ぶ傾向が強い。水辺の生き物を指標とする環境調査では、カワセミがいれば水質がよいとされる(これは指標のひとつであって、実際には指標の各クラスの生物が何種類いるかで総合的に判断する)。

 なぜ「セミ」なのか。
 カワセミは土手に穴を掘って巣を作るのだが、雛の鳴く声がセミに似ていることからそう名付けられたようである。他にも、ヤマセミという仲間もいる。
 仲間には他にショウビンがいる。アカショウビン、ヤマショウビンなど。

 実物のカワセミを見たことがなくても、聞いたことはあるかもしれない。さて、どこだろう? 宮沢賢治の「よだかの星」である。「やまなし」にも出てくる。どちらも教科書に掲載されていましたな。
 ヨダカには、ハチドリとカワセミの兄弟がいることになっている。また「やまなし」では、上から青いものが飛び込んでくる描写がある。
 そういえば、お父さんの「ふうん。しかし、そいつは鳥だよ。かわせみと云うんだ。大丈夫だ、安心しろ。おれたちはかまわないんだから」という言葉は、正確ではないな。カニも採ることがあるから。兄弟、危うし。ひええ。

 あれよあれよと、話が逸れまくっている気もするが──。

 とにかくカワセミを参考にしたこともあり、サイト名はその色を表すような Aqua に、Breeze をプラスした。
 サイトの色は、厳密には Aqua ではないが。そこは突っ込まないで! 正確というか標準的な分類はともかくですね、Aqua ぽいってことでいいじゃないか(え?)。

 Breeze は、そよ風ですな。
 風のような、ささやきのような。何でもないもののような。普段気にかけられずとも、変わらずそこにあるもの。そよ風のように、ちょっとした「気分」を味わえてもらえたら、それもいい...。そんな気持ちでくっつけた。

 矢印は、ただの飾りです! と言って、差し支えない。たぶん。
 なんにしろ、見た人が、それぞれ自分の感じ方で受け止めてくれれば、それでいいと思う。


 ちなみにドメイン取得後に調べてみたら、似たサイト名のエロサイトがあったりして、うそーん...とか思ったのでありましたん。先に調べとけよ。